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「静岡三国決戦」J2初の静岡ダービー

2023年3月18日・J2第5節。

ジュビロ磐田清水エスパルスの試合がエコパスタジアムで行われました。

 

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J2で静岡ダービーが行われるのは史上初。

今シーズンはJ3から藤枝MYFCも昇格してきておりJ2には静岡の3チームが所属しており「静岡三国決戦」と銘打ち盛り上げています🗻

 

 

かっこいいビジュアル!!

レレと吉田豊は似合いすぎです。

 

ここまで両チームとも4試合を終えて勝ち点4。

清水エスパルスはリーグ戦4試合連続のドローでシュート数など圧倒する試合が多いものの得点はレレの1ゴールのみと得点力不足に苦しんでいます。

 

この日の清水のスタメンはサンタナがスタメンに復帰。レレは4戦連続のスタメン。

北川はまたも右サイドでスタメン。

 

 

対するジュビロ後藤啓介がスタメン。

金子と松原は古巣対決。

さらに松原は北川と清水エスパルス同期入団マッチアップ。

 

 

試合当日は雨が降りコンディションが悪い中で行われたが点を取り合う白熱した展開となりました。

 

試合は開始早々の前半2分に動きます。

ジャーメイン良のパスに反応した後藤が抜け出しスピードでDFを振り切り左足から鋭いシュートをゴールに突き刺し先制します。

 

 

ワールドカップ代表GKとの1対1を冷静に制し、ゴール後は熱いセレブレーションでスタジアムを盛り上げます。

 

 

後藤は今シーズン3ゴール目で得点ランキングトップタイ。

現役高校生ながらチームを勝たせるため気合のこもった鳥肌もののプレーは敵サポながらあっぱれ!!

ロス世代屈指のタレントとして今季J2で注目したい選手となります。

 

先制後は清水がボールを握る展開で後ろから白崎を中心にしっかりとつなぎビルドアップ。

 

アタッキングサードまで何度も侵入しシュートを放つもののゴールを奪えず、0-1で前半を終えるかと思われた42分。

昨年のJ1得点王にチアゴサンタナに今シーズン初ゴールが生まれます。

 

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レレが中盤に下がりパスを引き出し前線の西澤に鋭い縦パスを送り、すぐさまペナルティエリアに侵入したサンタナにパス。

フリーの状態でパスをうけ左足を振り抜くとニアに弾丸シュートを突き刺し同点ゴールが生まれました🍊

サンタナの裏抜けの動きからスペースへの入り方と、食いついた鈴木海音の股を狙う最良のパスを供給できた西澤の技術がマッチした見事なゴールでした。

 

後半も前半の勢いのまま清水が押し込みますが一瞬の気の緩みから再度突き放されてしまいます。

後半21分に縦パスに抜け出しエリア内に侵入したジャーメイン良が鈴木義宜と競り合い倒れたところで清水DF陣がノーファールをアピール。

動きを止めたところで鈴木雄斗がファーサイドの松本へクロス。そのボールをヘッドで合わせゴールを奪い勝ち越し。

 

 

両チームともにベンチが動き選手を入れ替えチームを活性化。

逃げ切りたかったジュビロだが後半42分。

清水は後方からロングボールを供給。

サンタナとオセフンが競りボールがペナルティエリア内にこぼれるとサンタナが抜け出し左足を振り抜き同点ゴール⚽

 

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サンタナの2ゴールで辛くも同点に追いつき2023年初のダービーは終了。

やはり頼れる男だ。サンタナにボールが入るとゴールへの期待が膨らみます。

この日は1人でシュート7本と積極的にゴールを狙っていました。

 

 

また失点に関しては2失点ともに自チームの動きに要因があったものだったのでしっかりと次節は改善をして欲しいと思います。

 

先制を奪われた場面では北川が前線にふわりと浮いたボールを最終ラインに弾き返されボール拾ったジャーメイン良に誰もプレスに行けなったところがポイント。

北川も持ち出さず、中途半端なボールを蹴ってしまったことにも問題があったが中央でフリーで持たれてしまいジュビロの狙いであったサイドバック裏のスペースを見事に使われてしまった。

2失点目はセルフジャッジとノーファールのアピールで守備陣全員の足が止まった。

権田のクリアもつなぎたかったのかエリア内でこれも中途半端なショートパス。しかしこのボールに誰も反応せず・・・

その前の場面でも相手最終ラインで遠藤を中心にボールの受け渡しがありリズムを作られジャーメイン良に動き出しの時間を与えてしまい縦パスでシンプルにサイドバック裏を狙われた。

ボールの出所となるキーマンにプレスに行く姿勢もダービーではしっかりと見せて欲しかった。

 

 

 

終了後のスタッツでシュート数ジュビロ磐田9本に対し清水エスパルス27本。

数字では圧倒だがこの数で2ゴール。

ジュビロはここぞの場面でのチャンスをしっかりとモノにしていた。

 

 

 

またも引き分けとなってしまったが5戦負けなし。

3ゴール3失点と点は取れていないもののチャンスは作れている。

この日ゴールを決めたチアゴサンタナだけでなく北川、カルリーニョスジュニオなどにもゴールが生まれると勢いが出てくると思う。

 

また何度も言うが右サイドの人選だ。

チャンスに絡める岸本を1列上げて北爪or吉田豊とのコンビではダメか!?

監督からの右サイドでの北川の評価が高くとも本職でないしFW起用して欲しい。

 

サンタナやレレの相棒でこそ機能しそうなんだよな~。

岸本が押し上げボランチがSB裏のスペースを埋めレレが降りたスペースに北川が入り込みチャンスを生み出したいチームとしての動きも理解できるが、このスライドして相手守備を動かす連動がまだうまく機能していない感じですね。

前線のギャップを生む動きや中盤に降りる役として成岡や神谷、乾などがスタメン争いに絡んでくるとまた違った攻撃ができそうだし、楽しみ。

前線でのボール保持時の北川個人のランニングで相手を最終ラインを釘付けできているのも良いがスタートの配置の位置がちょっと微妙。

 

ゴール前までボールを運べている分、あとはラストの精度。

 

3月26日のJリーグカップ浦和戦をはさみ次節は3月29日HOMEにザスパクサツ群馬を迎えます。

群馬は1勝2分2敗で清水とは同じ勝ち点。

4ゴール6失点と得失点差の関係で18位に沈むものの次節こそリーグ初勝利をつかみ、リーグTOP10入りして欲しい。

まずはゴール。そして勝利だ!!